先に結論
AIの画像生成でロゴを作ると、店名の文字がどうしても崩れることがあります。とくに漢字・カタカナ・小さい字・長い名前。これは使い方の問題ではなく、AIが文字を「文字」ではなく「文字っぽい形」として描いているからです。
文字を1字も崩したくないなら、やり方は1つ。文字は自分で打ち、書体で描くこと。ロゴメーカーなら、店名を打つだけで、立体・艶・フチどり・金属の文字ロゴが何十通りも並び、選ぶだけで完成します。打った文字はそのまま、1字も変わりません。AIで作ったような、どこかで見た凡庸なロゴではなく、自分だけの完全オリジナルの文字ロゴです。書き出しは透過PNG・SVG・印刷用PDF。登録なし・無料です。
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上は「炭火焼鳥 とり源」「麺処 龍之介」と打って、スタイルを選んだだけの作例です(一覧の下見の札なので、うっすら下見の印が入っています。書き出したファイルには入りません)。
AIでロゴを作ると、なぜ文字が崩れるのか
画像を作るAIは、たくさんの画像から「こういう見た目のものが、ここにありがちだ」を学んで絵を描きます。文字も同じように形として描いています。「炭」という字を知っていて書いているのではなく、「看板のこのあたりには、こういう線の集まりがありがち」を描いているイメージです。
そのため、次のような所で崩れやすくなります。
- 漢字:画数が多く、似た形の字がたくさんある。1本の線の違いで別の字になる。
- 日本語全般:学習に使われる画像は英語の文字が多く、日本語の手本は少ないと言われています。
- 小さい字・長い名前:字数が増えるほど、どこか1字が崩れる確率が上がる。
- 決まった形のロゴ:既にあるロゴを渡しても、角度や太さが少し変わって描き直されることがある。
ここ数年でAIの文字はかなり上手になり、英語の短い単語ならきれいに出ることも増えました。それでも2026年の時点で、日本語、とくに漢字は苦手な分野のままです。実際に、AIで画像を作っている会社のエンジニアブログでも「日本語の漢字の表現はプロンプトだけで完全に制御するのは難しい」「ロゴを添付しても、角度や太さが微妙に変わる」と報告されています(KINTOテクノロジーズのブログ)。画像生成の各社の解説でも、1字も間違えられない文字(ブランド名など)は、AIに描かせず、編集できる文字として後から重ねることが勧められています(CapCut の解説)。
よくある「崩れ方」
| 崩れ方 | 例 |
|---|---|
| 似た別の字になる | 「焼」の右側が別の形に、「龍」が見たことのない字に |
| 線が1本多い・少ない | 「源」のさんずいが2本、「鳥」の点が足りない |
| カタカナの細部 | 長音「ー」が消える、「ベ」の濁点が「ペ」の丸に |
| 小さい字の「ゃゅょ」 | 大きさがそろわない・消える |
| 途中から別の言葉 | 店名の後半が意味のない字の並びになる |
| 存在しない字 | 漢字っぽいが、どの辞書にも無い形 |
ロゴは毎日、何年も人の目に触れるものです。1字でも違えば、それはもう別のお店の名前です。
崩れなかったとしても困ること
運よく文字が正しく出ても、AIの画像には次の弱点があります。
- 打ち替えられない:営業時間や支店名を足したい、誤字を直したい…そのたびに作り直しで、次は別の顔のロゴになる。
- 同じロゴを二度出せない:同じ指示でも毎回少しずつ違う絵になる。名刺・看板・ショップカードで、微妙に違うロゴが並ぶ。
- 解像度が決まっている:画像なので、看板や横断幕に大きく伸ばすとぼやける。
- ベクターが無い:カッティングシートや刺繍、印刷会社の入稿でベクター(SVG・PDF)を求められると困る。
文字化けしないロゴの作り方
「文字は打つ、見た目は選ぶ」。これだけです。
- 店名を打つ:ロゴメーカーの入力欄に、ロゴにしたい文字をそのまま入れます。漢字・ひらがな・カタカナ・英字どれでも。
- スタイルを選ぶ:入れた文字で、立体・艶・何重ものフチどり・金・クローム・レトロ・和風の完成見本が何十通りも並びます。好きなものを押すだけ。
- 直す:色・大きさ・字間・書体を変えられます。文字はいつでも打ち替えられ、装飾は新しい文字に合わせて作り直されます。
- 書き出す:透過PNG(写真やチラシに重ねる)、SVG(拡大してもぼやけないベクター)、JPG、印刷用PDF(CMYK・塗り足し・トンボ付き)。登録なし・透かしなしです。
文字は書体(フォント)の形そのもので描かれるので、打った文字と違う字になることはありません。どれだけ派手な装飾を重ねても、字の形は書体のままです。
もう1つの「文字化け」にも強い
「文字化け」には、もう1つの意味があります。作ったデータを印刷会社やほかのパソコンで開いたら、フォントが入っていなくて別の書体や記号に化けることです。
書き出したPDF・SVGでは、文字は**図形(アウトライン)**になっています。相手のパソコンにその書体が無くても、形が変わったり化けたりしません。印刷入稿でよく言われる「アウトライン化してください」が、最初から済んでいる状態です(くわしくはイラレなしで入稿データを作る方法)。
AIとはこう組み合わせる
AIの画像生成は、絵・背景・雰囲気づくりにはとても便利です。苦手なのは「正確な文字」だけ。なら、役割を分けましょう。
- 背景や絵柄はAIで作る(文字は入れないように頼む)
- 店名やキャッチコピーはここで作って、透過PNGで上に重ねる
- 印刷するなら、写真と文字をまとめて印刷用PDFにする
ChatGPTで作った画像を印刷する流れはこちらの記事でも紹介しています。
ロゴに使う前のチェックリスト
- 文字を1字ずつ声に出して読んで、打った名前と同じか
- 濁点・半濁点・長音・小さい字(ゃゅょっ)がそろっているか
- スマホのアイコンくらいに縮めても読めるか
- 透過PNGとSVG(またはPDF)の両方を持っているか
- あとで文字を直せる形で残っているか
よくある質問
無料ですか? ベータ版のあいだは無料です。登録も透かしもありません。
漢字の多い店名でも大丈夫ですか? 大丈夫です。文字は書体で描くので、打った漢字のまま出ます。選んだ書体に無い字があるときは、別の書体に置き換えたことをお知らせします。
あとから文字を直せますか? 直せます。書き出したPNG・SVG・JPG・PDFには編集データが入っているので、もう一度読み込めば続きから打ち替えられます。
作ったロゴは商用で使えますか? 書き出したデザインの著作権を当社は主張しません(利用規約)。なお、一般的な書体だけで作った文字ロゴは商標登録が難しいことがあるので、登録を考えているときは専門家にご相談ください。